国際交流基金(アジアセンター)は、日本のダンスカンパニー、ニブロールがベトナムで行う『リアルリアリティ』公演を助成しています。公演にはベトナム人ダンサーも出演します。
【リアリティが希薄になった現代を生きる私たちが実感できる身体を探る】
テレビやインターネット、携帯電話などの様々なテクノロジーの発達によって、遥か彼方での出来事や、過去や未来にある時間を、あたかも今ここにあるかのように具現化することが可能になりました。しかし、それでも私たちは遠くで起こる悲劇を想像することすらできず、そこにある身体を共有することができません。本作では、そんなリアリティが希薄になった現代だからこそ、必ずその場に居合わせなければ体験出来ない舞台芸術のもつ根源的な力、すなわち、今ここにいて、限りがあり、不確かな未来を生きている私たちが実感できる身体を提示し、真のリアリティを感じ取れる作品を提示します。今回のアジアツアーでは現地のダンサーとのコラボレーションを経て、作品に各地のリアリティを取り込み、上演します。
ニブロール公演 『リアルリアリティ』
【日時】 | 2016年1月15日(金) |
[開場]19:30 [開演]20:00 | |
【会場】 | 青年劇場 / Youth Theatre (11Ngo Thi Nham, Hanoi) |
【入場料】 | 無料。但し、事前配布のチケット入手が必要。 |
【チケット配布先】 | 1月5日(火) 14時開始 |
国際交流基金ベトナム日本文化交流センター(27 Quang Trung) | |
[開館時間:09:30~18:00、日曜休] | |
電話: 04.39447419 | |
【備考】 | チケットは、お一人様につき、原則、2枚まで。 |
6歳以下のお子様は、原則、入場をお断りさせていただきたく、ご協力いただきますようお願 | |
い申し上げます。 |
プロフィール
ニブロール
1997 年結成。振付家・矢内原美邦を中心に、 映像作家、音楽家、美術作家とともに、舞台作品を発表するダンス・カンパニー。舞台のみならず、美術館でのパフォーマンス、ビジュアル作品の発表などダンスや身体表現の可能性を追求している。東京を主な活動拠点としながら、欧米やアジアなどでも作品を発表し、注目を集めている。 http://nibroll.com
矢内原 美邦 – Mikuni Yanaihara
振付家、演出家、劇作家、ダンサー。大学で舞踊学を専攻、在学中にNHK 賞、特別賞など数々の賞を受賞。ブラジル留学の後、97 年にニブロールを結成し、主宰を務める。日常の身ぶりをモチーフに現代の空虚さや危うさをドライに提示するその独特の振付けは国内外での評価も高く、身体と真正面から向き合っている数少ない振付家のひとりと言える。国内外のダンスフェスティバルに招聘され、05 年にはソロ活動ミクニヤナイハラプロジェクトを始動し、劇作・演出を手がけ、ジャンルを問わないその活動はニブロールのみならず、多数のアーティストとコラボレーションするなど世界中を舞台に活躍中。07 年「日本ダンスフォーラム賞優秀賞」受賞。12 年「第56 回岸田國士戯曲賞」受賞。12 年「横浜市文化芸術奨励賞」受賞など。
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